共感
気功をしていると、
時々患者さんが泣き始めろことがあります。
心身ともに奥から緩むためなのだと思いますが、
トラウマと言いますか
心の底の傷が癒されるためだと考えています。
先日は
六十代の女性が治療中にさめざめと泣きますので、
聞くと十五年飼っていた犬に死なれて
その悲しみを我慢していたが、
堰が切れたようになり涙が止まらない、
と言っていました。
無理に我慢して
本当の気持ちを押さえ込んでいる
必要はないからお泣きなさいと伝えました。
またある患者さんは
気功の後に、
心と身体の調子が回復したのはよく分かったが、
子供のときから好きだった
絵を描くことを何故だか思いつき
始めようとしたら嬉しくて仕方がない、
と言いました。
このことから、
気功が気の流れを調整し、
魂と心と体のバランスをとるものであると同時に、
あらゆる場面、
たとえば芸術、スポーツ、
学習、育児、家事、介護、
あらゆる仕事で
最高のパフォーマンスを発揮できるものだと、
実感しました。
患者さんの不安や恐怖、欲や夢を理解して、
よく聞いて共感することが
大事であると感じています。