気の重心はどこに?
気の重心を考えるときに
分かりやすい例として以前にも話したことです。
私の菩提寺は天台宗ですが
そこの住職の息子さんは若くして比叡山に修行して
1994年に千日回峰を満行し大阿闍梨になりました。
ニュ-スにもなり有名な人です。
修行中の回峰七百日満行した日から
九日間 堂入りと言って断食、断水、不眠、不臥で
一日三座の勤行では命を落とす人がいるという
大変な苦行があります。
午前二時に水を取りに行くときだけ
堂から外に出ることができます。
その阿闍梨が若い僧に支えられて
井戸に行く後姿の写真があります。
気の重心の位置が何処にあるか調べてみました。
このとき何と阿闍梨の身体の重心は
頭のさらに上にあったのです。
殆ど死者に近い状態です。
こんな状態でも難行苦行が出来るのかと驚きました。
奇跡のような状態です。
これは心の重心が足裏以下に降りているためです。
若くして肺癌になった人が
九十で老衰で亡くなるまで
元気に生きた例もこれと同じことです。
いつもありがとうございます。