自他一体
合気道場の仲間と
普段稽古をしていますが、時々
若い群馬大学の学生たちと稽古をする機会があります。
そのときお互い、お願いしますと
挨拶して稽古に入るわけですが、
この人はたしてどの程度の実力があるのだろうと
若者が探っているのが分かります。
このおじさん、どんなかな、と。
やがてお互い投げたり投げられたりしているうちに、
オヤッと感じ、
何か手ごたえを感じることがります。
お終いにありがとうございましたと
挨拶するとき、
目と目が合い言葉には出しませんが
いい稽古でした、ありがとうと心から思います。
気と気が合い自他一体になった瞬間です。
この時ほど合気道をしていて良かったと
充実感を感じることはありません。
その日家に帰って
本を読んだり庭の草をむしったりしていても
朝の稽古の余韻を味わえる珠玉の時間です。
まさに私の生活のモットーとするところの、
この一瞬を生き切ること、その積み重ねが人生。
を実践している時間です。
気功の治療もこのように自他一体を心がけています。
いつもありがとうございます。